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スタッフブログ
梅雨入り前
5月も最終週です。
もうすぐ梅雨ですね。
昨年は6月4日にスタッフブログで梅雨の話をしました。
エアコンの話ですね。
梅雨って毎年いつ頃からなんでしょうか?
大体6月10日前後のようですね。
梅雨に入ると、雨の日が多くなります。
そもそも雨って、どのくらいのスピードで落ちてくるかご存知ですか?
気象学では0.5mm以上の水滴の降水を『雨』というようですが、
一般的に観察される雨粒の大きさは2~3mm程度のようです。
仮に2mm程度の大きさの雨粒だとすると、落下スピードは時速25km(秒速7m)です。
ん?
雨ってすごい上から降ってくるから加速するし、もっと早いんじゃないのって思いません?
雨の落下スピードは、ある程度の所からほぼ等速になります。
詳しくは、高校物理の力学と微分積分で。
時速25kmというと…100mを14秒ちょっとで走る人と同じスピードですね。
中学・高校生くらいでしょうか。
一説によると、雨の日は歩くより走る方が濡れにくいそうです。
雨の降る向きと同じ方向にこのスピードで走れば濡れない計算になります。
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無理ですね。
ちなみに、積乱雲等から降る雨は粒が大きくなり、落下スピードは時速35km程度のようです。
秒速9.7mなので、100mを10秒ちょっとのスピードです。
だいぶ早いです。
では、2mmの雨が秒速7mで人にぶつかった時の衝撃はどのくらいでしょうか?
中学の数学と高校の物理が絡みます。
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直径2mmの水滴の体積は
π=3とすると、
4πr3/3の式より約4mm3=4×10?3?。
水の比重は1g/cm3なので、雨粒の重さはだいたい4×10?3g=4mg
となります。
雨粒の重量m=4×10??kg、速度が7m/s、衝撃をF、衝突時間(雨粒の直系を速度で割った値)△t=(2×10?3)/7=2.8×10??秒を代入すると
衝突した時の荷重Fは
F△t=m△v
? ? ? =10×10?2kg・m/s2[N]
? ? ? =10g
となります。計算あってますかね。
雨粒が1つぶつかると、0.28秒の衝突で10gの重さを感じるようです。
1円玉1つ分ですね。
たとえがよく分かりません。
身体全体で受けるので、人だと全然大した事になりませんが、昆虫や植物にはかなりの衝撃だと思います。
雨が降ったら
『あー、今ので10g…』
ってつぶやかないでください。絶対ですよ。
梅雨は気分も身体も重くなりやすい時期です。
熱中症も気にしないといけないですね。
ガマンせず、エアコン等でいい環境を作りましょう。
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